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稲穂波を揺るがせて

 処暑も過ぎ、日中の暑さはともかくも稲田の穂をゆらす朝夕の風に、季節の移りを感じるころになりました。

 名松線沿いの田圃にも、豊かな稲穂波が見わたすかぎり広がり、刈入れの時を待っています。

 穂先を揺るがすかのように、単機や2連の気動車たちが走り抜けていきます。

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