コスモス咲くころ 家城駅を伊勢奥津駅にすすむ列車が雲出川をわたると、程なく車窓にコスモスの花が文字通り、とびこんできます。 コスモスは花の可憐さと風に揺れる姿が秋の定番イメージですが、近づけばその楚々とした面影には似つかわしくないほど、花茎はたくましい面構えです。 これから間もなく山勾配にかかる気動車は、ディーゼル音を上げ、西日に浮き上がるコスモスの彼方を通り過ぎます。
家城駅を伊勢奥津駅にすすむ列車が雲出川をわたると、程なく車窓にコスモスの花が文字通り、とびこんできます。 コスモスは花の可憐さと風に揺れる姿が秋の定番イメージですが、近づけばその楚々とした面影には似つかわしくないほど、花茎はたくましい面構えです。 これから間もなく山勾配にかかる気動車は、ディーゼル音を上げ、西日に浮き上がるコスモスの彼方を通り過ぎます。