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秋日和から

 伊勢鎌倉駅の小高いホームから見下ろせば、秋日に映える柿の木が二本、秋深しの情景を演出しています。シブ柿らしく、野鳥のくちばしをのがれて枝いっぱいに実をつけた姿は、「季節の使い」の貫録を存分に発揮しています。そのような中、列車は定時の着・発を粛々と遂げていきます。  また家城付近では、ひとあし早く紅葉した木々の枝越しに見え隠れする、列車のオレンジラインが印象的です。

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