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令和初めての錦秋

令和になってはじめての秋、名松線は錦秋のよそおいをととのえます。 遠くの山やいろづく木立をそめて昇る朝日に車体をかがやかせ、伊勢奥津行きの一番列車がはしります。 やがて、渓谷いっぱいに枝をのばすモミジの朱色を前景に覆道を、また紅葉の林を背景に橋梁を通過する単行列車は、「いろどりの季節」ならではの調べをかなでます。

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