薄墨桜によせて
伊勢竹原の薄墨桜は満開をむかえ桜の季節の幕開けをつげます。ピンク色の咲きはじから薄墨の白へうつる姿に、おとずれる春の息吹を感じます。 一方、冬枯れの野山にひかえめな花をつける、早咲きの桜を目にするころでもあります。 着実な歩みのさくら前線を近景・遠景に、列車は春を走ります。
サクラの季節へのプレリュード
名松線沿線にも春の気配がいちだんと増してきました。 カンヒザクラ(寒緋桜)がもみじの古木をいろどるかなた、雲出川橋梁を名松線の単行列車が通ります。 そして春の陽光にきらめくミツマタや白梅を近景や遠景に、列車は粛々と定時の発着をとげていきます。...