なごりの雪から弥生の春へ暖冬といわれてひさしい令和2年の冬、なごりの雪が伊勢奥津の田畑をおおいました。 朝日がのぼると跡形もなくなるはかなさは、そのなかに春の息吹をやどします。 ミツマタのつぼみが黄色の小花をわずかにみせ、寒風の中、ハッサクは陽光にかがやきます。...