

名松線に開業90周年記念列車はしる
2025年12月7日、名松線に開業90周年記念列車が走りました。 伊勢奥津駅11:30発のキハ11は、記念列車として県立白山高校 生のデザインしたヘッドマークをつけ、出発式典が催行されました。 一方、旅行会社のクラブツーリズムが当日限りの記念列車の乗車 ツアーを開催。「快速みえ」などに使われるキハ75形が、史上初とな るキハ名松線での営業走行を実施しました。 運転区間は、名古屋(8:15頃発)~名古屋車両区~名古屋~松阪 ~伊勢奥津(12:57着)。キハ75形2両編成運転。松阪~伊勢奥津間は 定期列車として運転。2両中1両が一般車、もう1両がツアー専用車と して仕立てられました。 当日は、晴天に恵まれ、終盤を迎えた峪紅葉と記念列車の饗宴は、 2025年の締めくくりにふさわしい光景になりました。 ヘッドマーク付きキハ11 通常運航のキハ11 キハ75 キハ75 ヘッドマークつきキハ11 キハ75 キハ75


秋の使者たち降臨す
酷暑の夏も、中秋を迎えています。 名松線にも秋の使者たちの降臨がはじまります。 築堤沿いに咲き乱れる彼岸花の朱色が輝きをまし、コスモスやススキが風に揺れ動きます。一方で、たわわに実る柿がレトロな駅舎に彩りを添えます。 今日も列車は、定時で通りすぎます。


2025年 仲夏を行く
2025年、名松線沿線の野山は仲夏の季節にはいりました。 梅雨の晴れ間、橋梁をわたる列車の響きにかき消された瀬音が通過と共に高まるありさまは、盛夏のおもむきを感じさせます。 また、アジサイの花におとらず、長谷川素逝「栗の穂のおのおの垂れて月明り」ではありませんが、梅雨ど...


2025 桜春色ページェントを走る
名松線の沿線は、満開の桜が渓谷をわたる橋梁を彩りまた、山裾に点在する人家をおおうばかりの桜や線路わきにそびえる一本桜の古木、さらにミツマタの黄色などなど、春色ページェントのクライマックスをむかえます。2025年、到来した桜前線の中を列車は定時で走ります。


2025年2月 白銀世界をゆく
2025年2月、大雪警報がくり返し出される中で、名松線沿線もご多聞にもれず雪の装いをまといました。 田畑や渓谷の河原そして、そこに架かる橋梁は白銀の輝きに包まれます。折からの強風が雪けむりを上げるなか、単行列車が定時でかけぬけます。


春への予感をはしる
2025年1月、冬枯れの野山が名松線沿線に広がります。この季節なればこそ、黄や白さらに赤色をまとった木々は、絶妙のアクセントを添えます。一志付近、ささやかに伸びるロウバイの黄、比津駅敷地内をうめつくすミツマタの白、そして伊勢川口付近、橋梁まじかに咲くサ赤。来るべき春への予感...


2024年 紅葉グラデーションをはしる
紅葉だよりが遅いといわれた2024年の秋もようやく本番を迎えています。 名松線は伊勢奥津から伊勢八知にかけての沿線が朱、赤から黄色の鮮やかなグラデーションで染め上げられます。 季節ならではの彩を車窓に映じ単機の列車は定時で走り抜けます。


ススキ オギを車窓に映じ・・・
残暑と呼ぶにはいささか憚りのある日差しが収まらないままに、十月も半ばを過ぎました。 名松線沿線は、ススキやオギの穂が走行する列車のまきおこす風にたなびきます。 単機の列車は、秋化粧で彩なされた木々やコスモスを前景に軽快なディーゼル音とともに走ります。


2024年初夏 田水張るころ
2024年の梅雨入りが遅れがちな中、名松線の沿線は初夏の彩りにみちています。 「田水張る」の季節を実感させてくれる田にみなぎる水は、蒼天を広大なスケールで映しこみます。また、新緑から青葉へと衣替えした野山に真紅のアクセントをつけるサツキの花々。一方、6月水無月の申し子のよう...


2024年 桜花シーンを走る
2024年、桜の季節をむかえます。昨年に比べやや遅い開花というものの、名松線沿線は様々な桜のシーンに彩られます。 川面に映える桜並木のかなたを「桜の海漕ぐ」趣で、また、渓谷沿いの桜を近景や遠景にした橋梁を、あるいは線路沿いに花をつけた一本桜等々、列車は様々な走行シーンを見せ...
























