

2025 桜春色ページェントを走る
名松線の沿線は、満開の桜が渓谷をわたる橋梁を彩りまた、山裾に点在する人家をおおうばかりの桜や線路わきにそびえる一本桜の古木、さらにミツマタの黄色などなど、春色ページェントのクライマックスをむかえます。2025年、到来した桜前線の中を列車は定時で走ります。


2025年2月 白銀世界をゆく
2025年2月、大雪警報がくり返し出される中で、名松線沿線もご多聞にもれず雪の装いをまといました。 田畑や渓谷の河原そして、そこに架かる橋梁は白銀の輝きに包まれます。折からの強風が雪けむりを上げるなか、単行列車が定時でかけぬけます。


春への予感をはしる
2025年1月、冬枯れの野山が名松線沿線に広がります。この季節なればこそ、黄や白さらに赤色をまとった木々は、絶妙のアクセントを添えます。一志付近、ささやかに伸びるロウバイの黄、比津駅敷地内をうめつくすミツマタの白、そして伊勢川口付近、橋梁まじかに咲くサ赤。来るべき春への予感...


2024年 紅葉グラデーションをはしる
紅葉だよりが遅いといわれた2024年の秋もようやく本番を迎えています。 名松線は伊勢奥津から伊勢八知にかけての沿線が朱、赤から黄色の鮮やかなグラデーションで染め上げられます。 季節ならではの彩を車窓に映じ単機の列車は定時で走り抜けます。


ススキ オギを車窓に映じ・・・
残暑と呼ぶにはいささか憚りのある日差しが収まらないままに、十月も半ばを過ぎました。 名松線沿線は、ススキやオギの穂が走行する列車のまきおこす風にたなびきます。 単機の列車は、秋化粧で彩なされた木々やコスモスを前景に軽快なディーゼル音とともに走ります。


2024年初夏 田水張るころ
2024年の梅雨入りが遅れがちな中、名松線の沿線は初夏の彩りにみちています。 「田水張る」の季節を実感させてくれる田にみなぎる水は、蒼天を広大なスケールで映しこみます。また、新緑から青葉へと衣替えした野山に真紅のアクセントをつけるサツキの花々。一方、6月水無月の申し子のよう...


2024年 桜花シーンを走る
2024年、桜の季節をむかえます。昨年に比べやや遅い開花というものの、名松線沿線は様々な桜のシーンに彩られます。 川面に映える桜並木のかなたを「桜の海漕ぐ」趣で、また、渓谷沿いの桜を近景や遠景にした橋梁を、あるいは線路沿いに花をつけた一本桜等々、列車は様々な走行シーンを見せ...


2024年水ぬるむころ
令和6年能登半島地震により被災されました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。 今年もはや1月を過ぎ、立春をまじかにひかえる今日このごろ、名松線の車窓にはミツマタの花や白梅が早春の息吹をつたえます。一方、輝きをました日の光に水ぬるむかなたを...


「秋の日を走る」 「 家城駅スタフ授受のレアな光景」
前代未聞の言葉がおどる今年の夏もようやくすぎ、名松線の沿線は秋のメッセージを伝える光景がひろがります。 抜けるような碧空のもとコスモスの群生が朝日に輝くかなたを一方、高く上った昼間の太陽がいろどるたわわに実った柿の実を車窓に映し、そしてつるべ落としの秋日の残照にサイドビュー...


番外バージョン 紀勢線85系特急ラストラン !!
2023年6月24・25の両日、名古屋―新宮間の紀勢線に「ありがとうキハ85系南紀」号が走りました。グリーン車用のキロ85-0を6輛編成の前後に連結した特別編成です。 JRオリジナル特急用気動車「ワイドビュー南紀」として1992年の登場以来、本年6月末日の運用終了まで、31...