カンナ 合歓 淵なす雲出川コロナ禍に翻弄される2020年の夏ですが、はや暦は立秋をすぎます。 沿線のねむの花やカンナが晩夏への歩みをいろどります。 列車は、伊勢奥津の稲田に舞うアキアカネの傍らを、また夏草のしげる山あいや紺碧の水をたたえた雲出川源流の淵を、車窓に映し通りすぎます。