アジサイ 紫陽花 梅雨の中休み
アジサイには梅雨空がふさわしいともいわれますが、梅雨の中休み、ときおり照りつける太陽にてらされたボリューム感のある紫陽花は、そこまで来ている夏を予感させる勢いがあります。 井関駅附近の人情細やかな里に、家城駅付近の広大な河川公園に、ときを得たかのように咲ききそう紫...
ノアザミ そして 夕映え
初夏の日ざしの中、ノアザミが刈りおえた麦畑を背景にさきみだれ、かなたに堀坂山や白米城をのぞむ嬉野地域を、列車は定時 で通過します。 一方、夏至をまじかにひかえたこの時期、梅雨空の合間をぬっ て夕映えが伊勢奥津の水田を染めるころ、たそがれのなかを松...
柿若葉に水鏡の田圃風景をはしりぬけて
伊勢奥津付近では、田植えの終わった田にまわりの山々の影が映りこむほど水が一面に張られ、初夏ならではのおもむきをかもしだします。 また、あたりに目をやれば、柿の若葉が日にはえる「柿若葉」まっさかりの季節でもあります。 伊勢奥津駅、そして松阪駅方面へと、ほぼ二時間に一本のペース...
麦秋いたる、麦風は新緑の山並みをこえて
麦秋の季節をむかえ、黄金色にかがやく一面の麦畑を車窓にうつし、列車は伊勢奥津駅にむかって走ります。麦畑をふく「麦風」の行方は、新緑におおわれた一志・白山・美杉の山並みです。 山間部に入った列車は、眼下に雲出川の峡谷をながめ、逆光ぎみの光線にうかんだ新樹のもとを、ディーゼル音...
早苗とるころ
桜の季節があわただしく過ぎ、沿線の田に早苗が根づくころ、レンゲ草やツツジの鮮やかないろどりの中を行く列車はやがて、ヤマフジの花が季節の調べをかなでる新緑の山あいにさしかかります。
二つのキハ11列車
どちらの写真も嬉野中村川の桜堤防ですが、2両連結の車体はステンレス、もう一方は普通鋼製です。個人的には鋼製列車のほうにひかれますが、桜の色とのマッチングははてどうでしょうか。
新たな出発の春
名松線が復活運行を始めてから、ほぼ3週間がたちました。 列車編成も単機運行がが主体となっているようにみうけられます。 おりから、一志、白山、美杉地域の桜の満開時期と重なったこともあり、沿線は、カメラ片手に桜の付近を行き来する地元や遠方の、文字通り老若男女のみなさんでにぎわい...